転職の際、面接や求人情報では見えない企業の実態調査に有効な転職口コミサイト「転職会議」
色んな参考が得られる反面、情報の信頼性が気になる所ですよね!
転職会議の口コミは個人の主観なので、全てを額面通りに受け取る事は危険です。
ですが、僕が在籍して数社の評判を見ると的を得ていた評判も結構あったので確かな情報がある事もまた事実。
その中で転職会議の信憑性を確かめる為にはコツがあると感じました。
今日はそんなコツについて書いて行こうと思います。
Contents
参考にするのは会社の評価データより口コミ
転職会議や口コミサイトの多くは、会社の評価を採点したデータが記載されています。
形式は100点満点形式だったり5段階評価だったり、グラフだったり様々。
がっ、この評価基準は完全に個人の感覚で数字を入力して反映されもの。
評価地に関する捉え方は個人差が大きくあまり参考にはならないです。
超ザックリとした参考程度に据えるのは良いですが、
転職サイトで必要なのは生の意見が書いてある文章による口コミです。
なので会社データはあまり気にしないようにしましょう。
複数から統一性のある口コミが書かれているか
前述しましたが口コミに書かれる意見は個人の主観です。
なので、仮に1人が真実を書いていたとしても信憑性の判別はつきにくいものです。
例えば「残業が多い」との口コミは、その人の作業スピードにもよりますし。
「人間関係が良くない」のは その人がたまたま社風に合わなかっただけかもしれません。
しかし、複数人から同じ意見がある場合には
「良い意見」「悪い意見」どちらも参考になると思います。
会社には少なからずその傾向があると考えてよいでしょう。
まずは複数から似たような書き込みがあるかをチェックする事が大事です。
「投稿数」より「投稿した人の数」をチェック
口コミサイトの口コミには「年収」「ワークライフ」「やりがい」「退職理由」など、様々なカテゴリがあります。
企業の情報を開くと、最初は全てのカテゴリの投稿が全て表示されている為、
一見多くの情報が掲載されているように見えるかもしれませんが、
その情報は1人の人が数カテゴリに意見を書き込んでいるだけかもしれません。
一見投稿が多いと見落としがちになりますが、
投稿者の職種、年齢、在籍期間などから同一人物のものかを必ず確認しましょう。
投稿数が5つくらいあったとしても、それが全て同一人物だった場合、それは1人の意見としてカウントしましょう。
当たり前っちゃ当たり前ですが、意外と見落としがちだったりもするのでご注意を。
- 複数から同じ意見が掲載されている時は参考の価値あり
- 投稿している人数に注目
大企業と中小企業では調べ方が異なる
大企業は多くの部署や支店がある為、同じ会社でも環境は大きく異なります。
その場合は書き込みが部署どの場所に対する書き込みなのか
投稿者の職種や部署から判断して目星をつけ、部署や支店をカテゴリ分けして精査する必要があります。
そこからカテゴリごとに共通する情報がないかを精査しましょう。
対してあまり企業規模の大きくない中小企業の場合は、同じ場所にダイレクトに意見が反映されている可能性が高いです。
- 大企業では、部署や支店で環境が変わる為、カテゴリ分けして精査が必要
- 中小企業の場合は同じ場所にダイレクトに意見が反映されている可能性が高い
具体的な数値や、詳細な情報が描かれている投稿は信憑性がある
前述で多くの書き込みがあり、かつ統一性がある場合は信憑性が高いと書きましたが、書き込みが少ない場合でも下記の場合は信憑性が高いと思う物もあります。
- 残業時間、休日、福利厚生になど、具体的な数字が描かれている
- 会社について詳細な意見がかかれている(当たり障りの意見は参考にならない)
①については
例えば「残業手当は〇時間までしかつかない」とか「週末は毎週休めた」とか「手当は〇〇円」とか
②については
残業の理由の内訳とか、社内の評価制度の理由とか、福利厚生の内容とか
その会社に属してないと実際わからないような会社特有の詳細な情報が具体的に書かれている場合は参考の価値ありです。
逆に複数人の書き込みもなく、あたりさわり意見はあまり参考になりません。
- 意見の中に具体的な数字などが描かれている
- 在籍していないとわからないような詳細な意見がかかれている
会社側が意図的に情報操作している口コミもある
これは稀な例ですが、自分が過去に在籍したワンマン経営のブラック企業でした。
当然、会社も口コミには批判的な書き込みも多数ある中
ブラックな事実に反し、会社を過剰に擁護する一件の書き込みがありました。
これは風評被害を恐れた上層部が、社員に会社をフォローする書き込みを指示したのだと思います。
(誰か誰に支持をしたのかもなんとなく特定もできる感じです。)
しかしその擁護の書き込みに対するであろう
「明らかに社長の息がかかった人物が会社を擁護する書き込みをしているが鵜呑みにしてはいけません」
という旨の注意喚起のような書き込みが描かれていました。
注意喚起の書き込みも、単体では信じる事はできませんが、他に書き込みが注意喚起と整合性が取れる内容ならば、信憑性はかなり高いと思います。
あまり頻繁には見られないケースですけどね。
ちなみに自分関係があった会社で2件位このようなケースの書き込みがありましたが、どちらも注意喚起の内容は当たっていました。
なるべく多くの口コミサイトに登録する事は必須
これは必須といえます。
文章による口コミはサイトを跨いだとしても性質は変わりません。
そして情報は多くあるほど、会社の評判の信憑性を高める事に繋がります。
複数サイトに登録する事で多くのデータを収集できますし、1つのサイトに掲載がないくとも、別のサイトに掲載がされているパターンも結構あります。
どうせ利用は全て無料です。
情報を集められる材料が多くある事にメリットはあってもデメリットはありません。
転職して困らない為にやるべき事は手を抜かずにやっておきましょう。
これ大事。
下記は僕がよく使う口コミサイトです。
どれも数分間の登録作業で有益な情報が得られるので、
まだ自分が登録していないものがあったら登録しておきましょう。
まとめ
今日は転職会議を利用する上で、口コミの信憑性を確かめる為のコツについて書いていきました。
改めてまとめをかくと
- 複数から統一性のある意見があるか
- 具体的な数値や事例などが書いてあるか
- 情報を得られるチャンネルをできるだけ多く持っているか
こんな所でしょうか。
匿名性の高いネット社会では膨大な情報が乱立している為、情報に踊らされない為には閲覧する側も情報を選別する選球眼を持つ事が必要になってきます。
特に転職は人生に関わる大きなターニングポイントとなります。
この記事が転職志望者の方にとって、失敗のない転職活動を行う事に繋がれば幸いです!
それではまた。