今日は奈良発、AGE FACTORYというバンドについてお送りいたします。
新進気鋭のバンドながらも、青春時代にオルタナ、ハードコア世代の
サウンドを聴いてきた人たちもきっと好きになるんじゃないかなぁと思います!
それではいってみましょう!
Contents
轟音!オルタナ好き必聴、Age Factoryの経歴
まずはAge Factoryバンドの簡単なプロフィールから見ていきましょう!
名前 Age Factory
ジャンル オルタナティヴ・ロック
活動期間 2010年 4月–
出身:奈良県
メンバー
清水エイスケ(Vo/Gt)中央
西口直人(Ba)左
増子央人(Dr)右
結成のきっかけかは
結成はボーカルの清水エイスケさんが高校1年の時にクラスの同級生と
3ピースバンドを組んだことがキッカケで、
そこからメンバーの何度か入れ替わり今のメンバーになったみたいです。
ちなみにベースの清水エイスケさんはベースの西口直人さんと中学の頃から面識あったそう、
清水エイスケさん曰く、西口さんは当時から顔が変わってないそうで(ただし髪型は角刈り)、
ベースはめちゃくちゃ上手いが奈良でもトップクラスのヤバいヤツだったそうw
どうヤバかったかは具体的には言っていませんでしたが、
まぁ、写真を見る限りではヤバそう感は伝わりますねw
そしてドラムの増子さんは酒癖の悪さが有名だったそうですw
まぁ音楽の事とはほとんど関係ないですが、
メンバーはそれぞれ奈良でも名をはせたメンツの集合体、という事みたいですw
バンド名の由来
清水エイスケさんが高校1年の当時、
ギターを弾きながら漫画の「ONE PIECE」を読んでいたところ、
「AGE」という単語がカッコよいと思っていた事と、
丁度その時使っていたピックが「ジャムズファクトリー」という事から、
合わせてバンド名を命名したという事。
バンド名の由来はなにやら深そうなメッセージ性が隠れているような感じがしますが
深い意味はなかったみたいですねw
しかし後付けではありますが、時代を創るっていう意味では、
バンドの目指すところと今はマッチしているって事で結果オーライ!
ちなみにバンド名はAGEだけにすればよかったとも言っていますが、
西口さんと増子さんは
「検索にひっかかりづらい」とか「アゲって呼ばれていじられる」事を危惧していました笑
音楽性
そんなAge Factoryですが、どんな音を鳴らすのか、まずは動画をいくつか載せていきましょう!
~プールサイドガール~
~nohara~
音も曲もめっちゃ尖ってる感じ。オルタナ世代にとっては滅茶苦茶ヒットしませんか?
僕は青春時代をモロにオルタナ聴いて過ごした世代です。
同じ時代を生きてきた人なら、
こんなジャリっとした乾いた質感のギターがかき鳴らす轟音を聴いて、
青春時代のよくわからない鬱屈した感情を音楽に投影して爆発させてた事を
思い出すんじゃないかと思うようなサウンドです。
そんな懐かしさを感じた事や、
演奏の安定感、時にストレート、時にトリッキーな多彩な構成、歌詞の感性などを見て、
僕は最初遅咲きのベテランバンドなのかな?って思ってたんですが。
なんと、みんな20代前半の超若手バンドじゃーありませんか!
清水エイスケさんがツイッターで2017年に
23歳になったとツイートしていたので間違いなさそうです。
驚いたわぁ。。
実はオルタナと呼ばれるのは好きじゃない
Age Factoryはよくオルタナのジャンルで紹介されていますし、
僕もAge Factoryは自分が好きだった、いわゆるオルタナに括られていたバンドの
鳴らす音像に近い事から敢えてオルタナといった言葉で紹介していますが、
実は本人たちは
オルタナティブと呼ばれることに対してあまり好意的ではない事を
インタビューで話していました。
資料にはオルタナって書いてありましたが、オルタナなんですかね?
清水:オルタナって書かれてますけど、やってる方もピンときてないから俺もすごく嫌なんですよ。ハードコアもジャンルみたいになってますけど、精神性のことじゃないですか。だから俺らはハードコアなんですよ。俺らはオルタナティブじゃないので、今からハードコアと名乗ります。
TRACKSより引用
ハードコアの歴史を辿ると複雑めっちゃ複雑なんですが、ハードコアは
- 鬱屈した現実を壊したい
- 衝動的・加速・浮遊”
- 負の感情を爆発させたい
根底にはこんな理念があります。
Age Factoryのおすすめの名曲、RIVERついてのインタビューで
~river~
いま溢れているバンドの中から自然に同じようなバンドを聴く流れが嫌だったし、そのデカい流れに抗う強さを持ちたいなと。Age Factoryはそういう思想でやっているので付いてきてくださいと銘打った感じも含めて、タイトルも『RIVER』にしました。
と語っている事や
この動画で演奏しているCLEAN UPという曲の
3:28のところで
「ぶっ壊せ」といっていますが、CD音源だと「とりあえずまるめてこい!!」という歌詞になっています。
このセリフは「イアン・マッカイ」という
ハードコアのレジェンドについて例えていると清水エイスケさんが語っており。
これはイアン・マッカイが、ハードコアパンクス達は社会に批判的なクセに
「暴力・薬、アルコール浸り」と己にはルーズな事に対して
「まずは甘ったれた自分たちの行いを正せ!」とライブでの未成年飲酒を
厳しく規制した事をはじめ、
ハードコアシーンの反社会的あらゆる物に対してカツを入れた事に起因して
「まるめてこい!」と叫んでいるんだと思います。(マッカイがなにをやったかは詳しい文献が色々あるんで調べてみてください!)
こんなエピソードや姿勢から、Age Factoryのハードコアに対するリスペクトを感じますね!
話は逸れますが「RIVER」といえば10-feetがあまりに有名ですが。
Age Fsctoryがブレイクしたら、双璧をなす名曲として認知されるかもしれませんね!
Age Factoryのおすすめ曲とエピソード
さて、ここまではAge Factoryのハードな面を紹介してきましたが、
清水エイスケさんは、激しさを追い求める一方で、優しさのある表現も大切にしており、
自らもAge Factoryは「2つの入り口が存在する」と語っております。
そんな面を覗かしている一つがこの曲じゃないでしょうか。
~さらば街よ~
パキっとした音色や熱いメッセージ性はそのままなながら、
曲の表情はグッと変わりますよね。こんな2面性がある事もAge Factoryの魅力だと思います。
奈良が好き
Age Factoryは地元の奈良を拠点として活動をしたい公言しています。
その理由としては住み慣れた奈良が好きという事はもちろん、
住み慣れた環境から周りを見ている事が曲を作る事のインスピレーションにつながる
という事があるそうです。
Age Factoryのアルバム「NOHARA」には
「autumn beach」「海を見たいと思う」
という海が冠せられたタイトルの曲が続きますが、
これは海なし県である奈良から海への思いをスパイスとして加えているそうです!
https://www.youtube.com/watch?v=bAIw0pk2B8I
~この海を見たいと思う~
物を見る視点の面白さ
先ほど乗せた「さらば町よ」、と「autumn beach」(動画はなかったのですが^^;)ですが、
それぞれ歌詞の中には「坂」という言葉が出てきます。
おそらく好きな奈良の風景の中にある坂なんじゃないかと思うのですが、
一方は大切な人に話さないまま夢を追って街を出ていく人の話、
もう一方は異性との思い出を回想している話、
2曲は異なる話なんですが、共通するのは「あの坂でまた会いたい」という想いです。
これは全く違うストーリーながら同じキーワード使った
関連性の面白さに着眼して制作したそうです。
ちなみにこの曲にも坂がでてくるのですが、これもきっとあの坂の事なのかな。
~SUNDAY~
海を歌った曲の事もそうなんですが、
物作りの視点にファンタジー性があって面白いなぁって思います。
ちなみに全然話は変わりますが、清水エイスケさんは1オクターブの事を
一時期「一億ターブ」だと本気で思っていたことがあったそうですw
うむ、ファンタジー性あるわぁ・・・・w
さて、色々紹介しまくってきて、
なんだか書いている僕がまとまりつかなくなってきましたが、
こんな多面性とスケールの大きさを感じさせるAge Factory、
めっちゃ追ってこうと思います!!近々ライブ見に行くんでマジで楽しみです!
それでは!!