さて、いきなり余談からはじまりますが、
僕は小学校の頃、少しの間だけピアノを習っていました。
大人になった今でこそピアノを弾ける男はカッコいいと思いますが。
当時やんちゃっ子だった自分はピアノなんて女っぽい事やってられっか!!と
サボりまくり、そのまま辞めてしまいました!!
しかし時は経ち、
あん時ピアノ続けときゃ良かったああああ!!」と激しく後悔させるバンドが現れました。
バンド名は「SHE’S(シーズ)」といいます!
今日はそんなSHE’Sについて語っていきたいと思います。
そいではいってみましょー!
SHE’Sってどんなバンド?
さて、まずは恒例のバンドのプロフィールを軽くみていきましょう。
バンド名:SHE’S(シーズ)
ジャンル オルタナティヴ・ロック
レーベル Smile Company Ltd. Virgin Records(2016年 – )
事務所 スピードスター・ミュージック
メンバー :
井上竜馬(ボーカル・キーボード・ギター)
廣瀬臣吾(ベース)
服部栞汰(ギター)
木村雅人(ドラムス)
SHE’Sは全員1992年生まれのまだ若いバンドです。
メンバーは元々は別のバンドで活動しつつも、
高校生の時に大阪のライブハウスで一緒にライブする友達同士でしたが、
2011年、高校卒業時にみんな所属するバンドを脱退した事から、
井上竜馬さんが「一緒にやらへん?」と声をかけて結成したそう。
そして結成も間もない2012年に、若手のバンドの登竜門である
オーディションも兼ねた10代限定のロックフェスティバル「閃光ライオット2012」に出場。
そこでSHE’Sはなんとファイナリストに選出されました!
まさに閃光のごとく、頭角を現したSHE’Sは2016年にメジャーデビューを果たしました。
人気曲は?キーマン井上竜馬のピアノの旋律が美しい
そんなSHE’Sの音楽の特徴は、バンドサウンドにピアノ融合した楽曲にあります。
ボーカルの井上竜馬さんは幼少の頃にピアノを習っていて、
・Green Day
・Simple Plan
・ELLEGARDEN
・Weezer
等のオルタナティブやエモに影響を受けながらも、
幼少に聞いた音楽ルーツのクラシック音楽を融合させ
ドラマチックでエモーショナルな世界観を作り出したいと考えた事から生まれました。
バンドにピアノを用いている事自体はそう珍しい事ではありませんが、
SHE’Sは殆どの楽曲に用いられており、
井上竜馬さんのピアノを弾きながら歌うステージプレイはかなり独特に映ります。
そんなSHE’Sの人気曲
そんなSHE’Sの人気曲ですが、前述した井上竜馬さんの
ステージプレイが視覚的によくわかるPVがこちらではないでしょうか!!
■freedom
■Un-science
■Stars
バンドサウンドとピアノがどちらも主役ながらも美味く溶け合ってます!
バンドの元々持つエモロックの爽快感にピアノのリフが絡まり、
時に軽快に、時に壮大な厚みを加えていますね!
そして大体ステージのサイドに位置する事が多い
キーボードが真ん中にあるってのも結構新鮮だと思います!
他にも人気曲がずらり
■Ghost
こちらは映画『めがみさま』主題歌に使われています。
■Curtain Call
こちらはossis等のブリットポップを連想させるようなメロディで
その世代を崇拝していた自分的にツボにはまりました!
また他にはPVはありませんでしたが、
■信じた光
などが好きですです!
是非是非探してみてください!
バンド名の由来がまるで映画のストーリーみたい
さて、そんなSHE’Sの人気曲やサウンドについて触れましたが、
個人的に面白いな~って思ったのが、SHE’Sのバンド名の由来です。
そのエピソードがこちら
──SHE’Sというバンド名の由来を教えてください。
中学の同級生で、ある女の子がいたんです。その子は友達とワイワイしたりするわけでなく1人が似合う子で、かといって友達が少ないわけでもなく……なんていうか、独特のオーラを持っている子だったんです。僕はその子のことを「何を考えて生きてんのやろな」って思ってて。全然しゃべったことのない、僕が一方的に気になってた子だったんですけど。
──実在する“SHE”をモチーフにしてるんですね。
SHE’S
はい。それで新しく「エモーショナルなバンドを始める」ってなったときに、僕の中でまず浮かんだのが彼女で。それでバンド名を最初「SHE」にしたいってメンバーに言いました。ただ「he」というバンドがすでにいることがわかり、コピーバンドしてるんちゃう?って思われてしまうと(笑)。それで一度ナシにしていろいろ考えたんですけど、最終的に語感が「ンーン」っていうのがいいって話になったとき「じゃあSHE’Sでよくない?」って。語感だけじゃなくて「SHE’S=SHE IS…」っていう感じも「彼女は何を考えてるんやろう?」って僕が考えてたところとつながるんですよね。
とか
海外のピアノロックバンドを聞いて、いいなと思ったのがやろうと思ったきっかけなんですけど、そのバンドは “透明感”とか“幻想的”っていうサウンドのイメージがあったんです。その“透明感”とか“幻想的”っていう言葉にピッタリな女の子が学生時代の同級生に必ず一人はいたんですけど、この子は何を考えているかわからないような雰囲気というか風貌だったんです。それで、「She is…」ってわからないからそのまま「SHE’S」というバンド名になりました。
学校の全く喋った事のない同級生の子の事から由来になっていました。
話はちょっとそれて、バンド名の人物を用いるバンドは
LILI LIMITが「リリィ・シュシュ」を例えていたり、
こちらもどうぞ LILI LIMITの人気曲。牧野純平の紡ぐ歌詞の身近さが素敵だ!
もう少しさかのぼるとBLANKY JET CITYの由来は
JET CITYっていう架空の町の市長に付けた名前がBLANKYだったとか
(この由来、かなり好きっす)
面白いエピソードがありますが
SHE’Sの由来もかなりファンタジックで面白いと思いました!
井上竜馬さんはどうやらこの子の事は
恋愛感情を持っていたというワケではないそうで、
純粋にこの子の持つ空気感を魅力に感じていたそう。
全く喋ったことがないし、恋愛感情もないけど気になる、ってあたりがすげー良い!
この由来をモチーフにして岩井俊二監督的な映画とか作れちゃいそうな感じがすげー良い!
君の名は的な感じもするしw
SHE’Sがもっと有名になってTV番組とかもバンバン出るようになったら、
バラエティの「あの人は今」的な企画にでてきちゃっりするのだろうか・・
個人的には出てこない方がファンタジックな魅力があっていいなとは思いますけどねw
まぁでも、そんな企画が出るんじゃないか?ってくらい
バンドがもっと広まっていければいいなと思います!!
今日は色々ファンタジックなスケール満点のSHE’Sについて書かせていただきました!
それではまた★